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女性名詞はクチュリエール

Gabreidlle‐CocoChanel(1883〜1971)。12歳で母を亡くし孤児に。18歳から仕立屋で働き始める傍ら、ミュージックホールの歌手として歌う。ココは当時のレパートリーからとった愛称。帽子から婦人服、香水とビジネスを拡大。コクトーやピカソらとの親交も深かった。現在のシャネルブランドはカールーラガーフェルドのデザイン既製服製造卸アパレルメーカーをかつてこう呼んでいた。二次製品メーカーと呼ぶこともあった。着物文化であっただけに、テキスタイルが一次製品というわけ。日本の既製服製造卸=アパレルメーカーの多くは縫製や編立などの加工を外部委託しており、厳密にいえば「企画・販売卸」が的確。クチュリエオートクチュールのデザイナーであリ経営責任者のこと。企画からデザイン、テキスタイル製作、裁断、縫製、販売まですべてを統括する。女性名詞はクチュリエール。

価値創造できる企業のみが成長を約束されている時代

現在、ブランド商品のファンは多くがタレントなど有名人や政治家、医者、弁護士、オーナーなどの妻や娘たちが主流だ。欧州の場合は、石油王やマフィアの妻たちなどなど、いわゆる金持ち階層を相手にした商売なのだ。しかしココ・シャネルが言っていたように「目立ちたがりや」が多く、最近では、OLや中高生の中でも買われている。ねこもしゃくしもブランド志向の時代なのだ。ブランドビジネスのこれら広告主も、人の目の欲望を刺激し購売に結びつげるため、やたらとファッション雑誌を用いる。その商品が上流階級の人々に着られていると知れば、一般の消費者はその商品を使うことにより幸福感を味わったり、美しい人が使っているのをみて、その服を着ていれば自動的にそれらの人たちの範躊に入っていると錯覚できるからだ。こうして1度とりこになってしまうと借金してまで買うようになる。人々の欲望をかきたてる。人々の弱さにつけこんで偽ブランド市場が活況を呈しているのもそのためだ。しかし近年、こうしたブランドビジネスの世界でも優劣が出てきている。かつて一世を風部したケンゾー、ハナエモリ、そしてイヴーサソロ上フソなどは第一線から退いている。目新しい刺激的な商品を生み出す創造性が失われているためだ。このように高級ブランドの世界であっても格差が生じている。まさに価格創造できる企業や価値創造できる企業のみが成長を約束されている時代だ。

赤いネクタイを締める意味

テロから1年を経て、さらにイラク攻撃の正統性を訴える演説を国連の場で行ったとき、ブッシュは赤いネクタイを締めて臨んだ。そしてイラクを念頭に置いた武力行使容認決議案に署名するときも、赤いネクタイだった。アメリカによる力の行使の正当性を主張するとき、ブッシュは赤いネクタイを締める。赤と並んでアメリカ人が好むネクタイに、ストライプスーツ、いわゆるレジメンタルタイがある。もともとは色やストライプ幅の組み合わせによって所属する連隊を示すものだったが、アイヴィーリーグの各大学を示すものになっていった。ブッシュ政権で国防長官職を担うドナルドフムズフェルドは、つねにボタンダウンシャツかタブカラーシャツにストライプスタイというスタイルを好む。ラムズフェルドはプリンストン大学の卒業生で、プリンストン大学はもちろんアイヴィーリーグの一画を占める名門大学だ。当然のことながら、ラムズフェルドのネクタイはプリンストンのストライプスであることが多い。もっとも最近は、同盟国である英国を気追ってか、英国風のストライプスも増えている。ストライプスタイといえば、スロボダンーミロシェヴィッチ旧ユーゴスラヴィア大統領を忘れるわけにはいかない。彼もまた、つねにストライプスタイを締めていた政治家だった。しかもそのストライプスは、アイヴィーリーグに代表するアメリカ仕様であった。ミロシェヴィッチはかつてベオグラード銀行ニューヨーク支店に支店長として勤務した経験を持っており、おそらくはその時期にアイヅイーストライプスと出逢い親しむようになったのだろう。ミロシェヴィッチが権力の階梯を昇っていくとき、いったい誰が巨額の投資をしたのか、それは彼のネクタイに訊くべき質問かもしれない。


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