宮崎県に移住するなら林業で働こう

これから宮崎県に移住して、林業への転職を希望する方もいることでしょう。県内の3分の1が森林地帯という自然豊かな宮崎では、古くから林業の盛んな土地柄として知られます。例えば杉の材木で有名な飫肥林業や耳川林業は、その代表格と言えます。その他にもマツ林が目立つ海岸エリアや、シイやカシの樹々が豊富な照葉樹林地帯など、国内でも有数の林業スポットが充実します。このような自然豊かな森林を守り育て、伝統ある林業を受け継ぐ人材が、宮崎では必要とされています。とはいえ、林業の働き手が不足しているのも現実。そこで県では、林業の仕事に従事する人材を確保して育成できるよう、積極的な環境づくりに努めています。

その一環として力を入れているのが、UターンやIターンと呼ばれる移住希望者を対象とした、林業への就職を促進する取り組みです。これは公益社団法人の宮崎県林業労働機械化センターが中心となって行っており、林業の働き手の確保や育成だけでなく、林業で生計を立てようとする方への高性能林業機械の貸付けなど、多角的な支援を実施しています。いずれにしても宮崎で林業の仕事を見つけるなら、まずは宮崎県林業労働機械化センターに相談するのも方法のひとつ。ここでは求職者登録した上で、人材を募集している林業事業者を紹介してもらえます。なお職業紹介は無料なので、費用の心配はありません。また林業未経験で不安のある方には、みやざき林業大学校への選択肢もあります。ここで1年間の研修を受けることで、仕事に必要な知識やスキルあるいは免許等を取得すれば、林業への転職が成功する確率も一段と高まるでしょう。